秋の戦技研究会(宿泊編)

レポート by てっちゃん

2006年9月2日(土曜日)〜3日(日曜日)

 

元々は6月末から、おばたさんの提案でRCS(http://www.geocities.jp/rcs8126/index.html)で企画された一泊ツーリング。
マンタのメンバーにお誘い範囲を拡大したのだが、参加表明者があまりにも「一癖あるライダー」ばかりだった為か!?
大部分のメンバーに敬遠され(笑)ごく一部の SSマシンオーナー7名+日帰り1名+サポート4輪1名にて、天候にも恵まれ決行される事になりました。
 
(第一集合ポイント 中央道 内津PA)
珍しく一人の遅刻者もなく、8:00前に全員が集合。
やまちゃん(GSXR1000 05) 上ちゃん(R6) そあらくん(MVAGUSTA F4S) FPON(MOTOGUZZI V11 LeMans RossoCorsa)「日帰り参加 てっちゃんの兄貴」
そして私てっちゃん(R1)の5名。
 
後合流のライダーも含めて、今回はツワモノ揃い!そあらくんなどは”鞍掛峠の有名人”と称される程のライダーなので、
「次の休憩 駒ヶ岳SAまで そあらくん、かっ飛んで行ってもいいよ〜」って声かけたのだが、、
 
9月最初の週末、4輪が多い。
「そんなに飛ばさず先頭行きますから」と宣言して最初私が先導役。集団の先頭って、やっぱり責任有るから無茶出来ない!(日頃のひーくんの心境よく判る!)
そこそこのペースで恵那近辺まで引っ張る。すると、予想通り、左側から、そあらくんがスルスルと先頭に。
すかさず2番手のポジションに下がって後追い体勢。しか〜し、、予想に反して MAX”ぬやわ”`程度の速度で、これがライダーのポテンシャルでない事は明白。
マシンの高回転が回り辛い状況に見えた。恵那山トンネルを越え、松川IC近辺で再び前に出る。この時点で、前の そあらくん てっちゃん やまちゃん と
後ろの FPON 上ちゃん が かなり離れる。 が、 素人は居らず 心配無用なので、一瞬駒ケ岳SAまで、タイヤのテストを兼ねて アクセルワイドオープン。
(このツーリングの前に、タイヤをメッツラーからダンロップGPRα10に交換したら、操縦特性が全く変わってしまい走りにならず、直前までのサスセッティングで
ようやくなんとか ぶーにゃんに追尾できるレベルにまで回復したものと思われたが、今回実際にそれなりのレベルで走ってみないと、答えは判らない)
MAX”ふふわ”`を瞬間記録して、駒ヶ岳SAに到着。待つこと5分以内に、最後尾まで無事到着。
 
(第二集合ポイント 中央道 駒ケ岳SA)
我々が全員到着して まもなく 安城から東海環状自動車道経由のぶーにゃんも現れた。予定通り9:30 出発。
6台、そこそこのペースで、第三ポイントの岡谷ICへ向かう。
 
(第三集合ポイント 長野道 岡谷IC出口)
ここで、予定の10時前に、サポート4輪車で参加の ケニー1番さん(現在事情によりバイクを降りている)と合流。
なんと、2時間近く前から待っていたそうで、今回のお泊りツーを、かなり楽しみにしておられた模様。(本当はバイクで参加したいのでしょうが、、)
これで、後発の2名を除き全員が集合。まずは、岡谷市内のコンビ二へ直行。夜の宴会用の酒、つまみ等を買出し、サポートのエスティマに積載。
4輪が同行していなければ、不可能な技である。 隣のGSでガソリン給油して、ぶーにゃんが オンボードカメラをセット。
R142〜和田峠を経由、ビーナスラインへ。エスティマは、分離して霧が峰で待機。バイク組は、最高峰 美ヶ原を目指す。
 
(美ヶ原〜霧が峰)
美ヶ原へと上って行く。後ろでビデオカメラが回っているので、ペースを上げたいのだが、時々現れる、関東方面の4輪が多く、飛ばせない。
追い越しては後続を待ち、再度ペースアップするとまた、4輪に引っかかる の繰り返し。好天の9月最初の土日、しょうがないか、、
最後には、他所のバイクの集団の後ろに付けながら、美ヶ原到着。そあらくん、中央道で予想したとおり、やはりマシンが不調らしい。
遅れて到着。が、更に最後のR6が来ない!どうも別の集団の後を付いていって、コースミス?5分ほど遅れて無事合流。
標高2000mなのに、暑からず、寒からず、ちょうど良い気温。ソフトクリームを食べたかったが、霧が峰まで我慢する事にして出発。
再び同じコースを下り、和田峠〜霧が峰を目指す。相変わらず4輪が多く、前を4台位つながって走られては、どうにもならぬ。
和田峠までは、直線短く、6台全員が追い越しは不可能と見て、我慢する事にする。
最後尾から カメラ搭載のぶーにゃんが、退屈したか一人で前の車をごぼう抜きして前方に出るが、こちらは一度決めたら我慢。
残り5台で予想ポイントまでおとなしく走行する。読みどおり、和田峠を過ぎると直線も多くなり、追い越しポイントも出現、
再度、先頭に出て、少し気持ちの良いペースまで上げる。ようやくビデオに撮る価値のある場面となったか?
そのまま、ケニーさんの待機する霧が峰に滑り込む。しか〜し、 そあらくんが、やって来ない。。。
「かなり調子わるそうだな」と、皆でソフトクリームを食しながら待つ。(生クリームで旨い!)しかし、未だ来ない。。。
「これは、完全に止まったか?救援行かないと駄目か?」と話しながら、ふと、自分の携帯を取り出してみると
見知らぬ番号から、着信履歴が。留守電には何も入っていない。 「ワン切りか?」とりあえず無視。
2〜30分待ったであろうか、ようやく そあらくん到着。アグスタは、連続走行で熱がこもると、燃料パイプに気泡が発生、エンジン不調になる
との事で、アグスタの仕様?らしい。外車のオーナーになるのも大変だなあと思った。
そあらくん曰く「てっちゃんの携帯に電話したのだけれど、、」
なぬ?するとあの着信履歴は ワン切りではなかったのか!マナーモードだったので気が付かなかったが、ツーリング参加にあたり
そあらくんは、非常時に備えて、参加者全員の携帯番号をインプットしてきたらしい。
なるほど、普段の外見や言動とは異なり、非常に堅実な青年であると、感心した。
その青年の強い主張に従い、霧が峰の食堂で、ソースカツどんにて昼食とする運びとなった。
 
(霧が峰〜蓼科〜麦草峠)
昼食済んで13:00過ぎ、宿にチェックインするまでの経路を、大門峠、蓼科経由で麦草峠まで走行、引き返してくる事になった。
蓼科までは、適当に流して下り、R299で麦草峠を上がっていく。この峠は、7〜8年ほど昔、ツーリングの際、メンバーのカワサキが転倒、
路面にオイルを撒き事故処理をした経験のある、路面も悪くトリッキーなタイトコーナーが連続する難しい峠である。
R1 GSXR  MOTOGUZZI  9R−−−6R MVAGUSTA と 2グループにばらけた走行となった。
時々現れる4輪を抜きながら、後続の9Rまでがミラーに映るのを確認後、アクセルオープン、しばらくはクリアーになったコースを各々の力量なりに頑張り
隊列が延びるが、また4輪に追いついて減速しては、集団に戻る の繰り返し。徐々にやまちゃんのペースが速くなってきたのが判る。
マシン、ライダー共に熟成が進んできた証拠である。MOTOGUZZIは、GSXの後ろには付ききれず、やや離されているようである。
麦草ヒュッテを通り過ぎ、さらに数キロ先のレストハウスまで、結構真面目に頑張って走ったので、かなり疲れた!(やはり45歳である事を実感)
待つことしばし、エンジンを切って無音で下ってきた そあらくん到着。そあらくんの前を走っていたR6上ちゃんは、休憩場所が判らず
一度反転そあらくんとすれ違った後、再度反転、結局最後にやってきた。どこまで行っても先頭が見えず、心配で一度Uターンしてしまったらしい。
今回のメンバー相手では、上ちゃんは相当疲れただろうと思う、、、
 
(麦草峠〜車山)
15:00過ぎて休憩後、本日の宿 車山の リゾリックス車山高原ホテル に向けて出発する。
GSXRと9Rが先行、MOTOGUZZI の後ろに付けて走行する。イマイチ、コーナーが読みきれていないコーナリングではあるが
重いツアラーにしては、健闘していると見た。先ほど通過した、標高2127m の看板の下で、待機していたケニーさんのエスティマと合流。
ここで、マシンを交換。私がGSXR やまちゃんが9R ぶーにゃんがR1に乗り換え、再スタート。
数ヶ月前恵那で試乗させてもらった時とは異なり、えらく乗りやすくなっている。今回のツーリングに合わせて、
やまちゃんが装着した新タイヤ(メッツラーM3)の効果であると、私は思った。小型ハイパワーのマシンがくるくる旋回して、楽しい。
蓼科〜大門峠を通過、白樺湖を見下ろすY字路にて停車。記念写真を撮りつつ、エスティマを待つ。
ここは、18年ほど昔、自分とぶーにゃんが、初めて車山ツーリングをした時以来、数回に渡って写真を撮り続けたポイントである。
16:00過ぎ。ここで、日帰りのFPONが分離、春日井への帰還のルートへ。(18:30頃無事帰還)
その後しばらくして、エスティマと合流、本日の宿 おばたさんが会社の関係で割安予約してくれたリゾリックス車山高原ホテルに無事到着する。
チェックイン、後発の2人を待ちつつ、まず風呂を頂く。そして、湯上りのビールを飲んでる時、
後発組(おばたさん R1 02モデル と ハラさん GSXR K1)が到着する。(以後、02と K1 と表現させて頂きます)
 
(時系列を戻して)
おばたさんは、今回の幹事なのだが、何分夜勤明けで睡眠無し!+家の用事で、13:00に新城を出発、17:00頃諏訪SA到着。
一方のはらさんは、用事で 15時過ぎに小牧IC出発、1時間10分後には諏訪SA到着!(ふえわ`位出したとか)おばたさんと合流。
18:00頃、二人で宿に到着と相成ったわけであった。
 
(ホテルの夜)
ようやく、宿泊8名が揃い バイキングの夕食で乾杯となった。
 
 
昼間、長時間走行で大量の発汗と疲労した体に、ビールが心地よく回って、細かい内容は、あまり覚えていない!
部屋に帰って、仕入れた資材で2次会。車載カメラの映像を見ながら、深夜2時くらいまで続いたか?さて、おねんねの時間。
部屋の構造は、4人部屋だが、1階に2人、階段上がって2階に2人の変則配置。私は、ハラさんと1階、
2階に上がったのは、前日寝ていない おばたさんと、ぶー○o○であった、、私は 心の中で
 
「おばたさん、、ご愁傷様」。
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(2日目朝の風景)
「ピピピ−−」 誰かの携帯か?アラーム音と、窓から差し込む強烈な朝日で、強制的に目が覚めた。
4時間ほどしか寝ていないのと、酒が残って、体調最悪である。
しょうがないので、(何が?)2回 ガス抜きをする。轟音?で、はらさんも起きてしまった!?
6時、隣部屋から やまちゃんがタオルを取りに来て 朝風呂へ。すると、一連の物音で
起きてしまったおばたさんが、2階から睡眠不足のげっそりした顔で 「おはようございます」
○ーにo○の、超音波攻撃(いびき+寝言)で、予想どおり寝れなかった模様。通常はこれに 歯軋り が加わるのだが、、
夜勤明けの翌日だけに 駄目押しとなった!
                                 
 
  ブーニャンの攻撃!ブーニャンはいびきをかいた!                オバタはザラキの呪文を唱えた!
  オバタは50のダメージを受けた。             
  ブーニャンの攻撃!ブーニャンは寝言を唱えた!             ブーニャンには効かなかった。
  オバタは40のダメージを受けた。           
 
 
 
1時間ほど経過して、全員そろって朝のバイキングへ。宴会明けにかかわらず、食欲旺盛な人も。
腹回りが明らかに大きくなった人や、おかわりする度に 「クロワッサン+レンコン2個」「クロワッサン+レンコン2個」と
正確に持ってきては、食い尽くす人。「これが若さか、、、」
チェックアウトが遅めの11:00と判明する。自分は調子が怪しいので、ここは言った物勝ち!強く主張して
総員11:00の出発と決定する。
不調の自分とおばたさんは、朝風呂。上ちゃん、ケニーさんと一緒に部屋でDVD鑑賞。
一方、やまちゃんの提案で、ぶーにゃん、はらさん、そあらくん の4名は元気に朝練。
朝から激走、車載カメラ映像を持って帰ってきたので、出発まで、部屋で再生鑑賞することに。
はらさんの映像が際立ってますな。私の、彼と初めてご一緒した2004、6月の湖北ほくほく亭ツーリング時の記憶と比べて
今回の映像を見ると、高速コースの走りが、かなりパワーアップしている。1年間で相当走りこんだのだろう。
衰退していく40代半ばのオサーンでは、そろそろ太刀打ち不可能な領域に行ってしまったようだ!
 
(利休庵へ)
チェックアウト。ケニーさんのエスティマは、ここで分離、帰途につく。サポート有難うございました。
出発。これまた そあらくんの強い主張で、早くも利休庵で昼食する事になり、大門峠の信号を左折、くねくねの峠を下る。
ここでは、上ちゃんとマシン交換、R6に乗せてもらった。エンジンを回さないと足回りの反応が鈍く、あまり曲がらないが
高回転キープでぐっと加重かけてやれば、軽量の小気味良いコーナリングが楽しめる。
さて、お店到着。相変わらず混んでいたが、4名+4名で席を確保する。しかし、とてもではないが、
名物の天ぷらを食べる体調ではない!朝にバイキング食いすぎた人も居るし。
こちらのテーブルでは、軽く ざるそば3つと アイスティー1つで席を立つ事にしたが、もう1つのテーブルは何を頼んだのだろう。
 
(R152杖突峠〜高遠)
帰路に向かう。大門街道を南下。ここは、4輪が多く、我慢していったんR20に合流。標高が下がると暑い!
しばらくして左折、杖突峠の茶屋をめざして、駆け上がる。
この峠も14年ほど昔、メンバーの一人が事故した記憶があり、路面の汚い 荒れた道路なのだが
今回はかなりまともなレベルだった。それでも、凹みが有ったり、頂上付近には落下物が有ったり、個人的には気が抜けない。
先頭ぶーにゃん9Rの後ろをはらさんK1が、超近接してプレッシャーをかけながらコーナリング
おまけに、突っ込みすぎたか、一瞬マシンの挙動が右コーナーで乱れて「グラリ」、「おいおい」!
3番手の自分は、あえて僅かに車間を開きつつ見物、ミラーを見ると、やまちゃんGSXRが、完璧に追走している。
とうとう、ここまできましたか、正直、かなり速いです。今回のツーリングに照準を合わせて人車ともに調整してきた効果か!
頂上の茶店で休憩。ここは展望が非常に良い。
さらにR152を南下、高遠へ。この辺は、たまに取り締まり有り注意。長野県は、対向車がパッシングで教えてくれない場合も
過去駒ヶ根在住のおりの経験では、多々有った。県民性か?
適当に流して、道の駅南アルプス村長谷で又休憩。あまりに暑いので、ブルーベリーのソフトを食べる。
「この世の物とは思えないほど旨い!!」と風説を流布すると、それにつられて、2〜3名がご購入!!
疲労が溜まってきたので、ベンチに腰掛け小一時間休む。
 
(大鹿村〜松川IC)
更に南下して、松川ICで中央道に乗る事にする。途中、分杭峠から先はかなり狭く、注意が必要である。
やまちゃんとはらさんが、マシン交換。はらさん、どうしても新型を味わってみたくなったらしい。
ぶーにゃん9R 自分R1 はらさんGSXRの順番に走行。案の定、対向車すれ違いが危険なほど狭くなって来たが
結構な勢いで飛ばす。こういう道は リアブレーキが必需品で、ひきずりながらコーナリングを微調整する。
と、ある時いきなりブレーキペダルの感覚が「スコツ」と無くなり、底まで「ペタン」、当然ブレーキは利かなくなった。
フェードしたと思われるが、自分のマシンで発生したのは、昔 Γ400のフロントブレーキ以来2度目の経験で、結構ビックリ!
こうなると、後ろは新型に乗ったはらさんなので、前を譲らないと失礼、スローダウンして3番目に下がる。
GSXRは9Rを追いかけて視界から消えて行く。この後壮絶な走りは、松川IC手前まで続いたようである。
こちらの後ろには、やまちゃんK1とおばたさん02が視界に入って来たので、3台でそれなりに走行する。
R152から右折、小渋ダムの脇を走りきり、市外地の信号で停車中に、そあらくん、上ちゃんも後ろから追いつく。
さらにその先で、激走終わった、9RとGSXRが待っていた。全車集合。
GSXRのリアタイヤ メッツラーM3のぞうさんマークは、大部分が消失していたようである。
 
(中央道で帰還)
全車高速へ。おばたさんは飯田ICから下道で新城へ。残りは、恵那SAまで走行。給油。
そあらくん、はらさんとは、ここで分離。私は、やまちゃん、上ちゃんと小牧東ICで降りて夕方無事帰宅。
ぶーにゃんは、東名経由で安城へ。 SSマシンばかりのビーナスツーリングだったが、
歳の為か体力の消耗が激しく、泊まりの場合、夜の宴会はほどほどにしようと実感したツーリングでもあった。
楽しく走れた人、我慢の連続だった人、色々だと思いますが、無事故が一番。お疲れ様でした。
 
 
ぶにゃん車載カメラ映像リンク予定地