梅雨の中休み突撃ツーリング!カツカレー編?

レポート by K

2004年6月16日(水曜日) 晴

今回は、私Kのレポートです。「初」なので、ちょっと緊張気味です・・・?

梅雨に入ったというのに、ここ数日は良い天気続き。今年はカラ梅雨なのか?
ならば、このチャンスを逃してなるものか!・・・という事で(?)、
前日の夜、急遽ひーくんよりツーリングお誘いメールが届く。
実は、明日はのんびり過ごす予定にして、掲示板を見て見ぬフリにしていたのだが・・・。
直接メールをいただくと、沈静していた筈の「走りたい病」が再発し・・・
頭では未だ迷っているのに、体は既に装備を確認し、準備を始めていた。

急だったので起きれる自信は無かったが・・・6:00に目が覚めた。
普段なら熟睡中の時間。まさに遠足前の小学生だ。
今回は、春日井方面での定番?待ち合わせ場所、
「ザ・モール春日井」にある「マクドナルド」にAM9:00。
確か、去年の今頃に「平日リハビリツー」でも同じ場所で待ち合わせたので、場所は判っているが、
今回は一宮市起点で、通った事の無い道&方角の為、所要時間は予測不能。
案の定、延々と超低速走行を強いられ、私Kが一番最後の登場となってしまった。
実は、R41を渡る辺りで、「カルガモ様のお通りだぁい!」に遭遇していたという事は誰も知らない。
ま、遅刻をしなかっただけ良しとするか。
既に店内でくつろいでいた本日の参加メンバーは、ひーくん、ささやん、そして自分とは初対面のSuuさん。
BMWとZX9Rは見慣れてるが・・・この赤いバイクは・・・?カジバじゃないですか?!
車名は「グランキャニオン」。(後から調べてみました。)
それはSuuさんのバイクだった。聞けば、参加する度に車種が違うとか?う、羨ましい・・・。
で、Vツイン2台と直列4気筒2台、レプリカ系、ツアラー系、デュアルパーパス系
と、個性豊かな組み合わせで・・・。
当初予定していた「豆腐ステーキ」のお店は、昨夜のうちに定休日だと判明した為、
メインである昼を何処にしよう・・・?と思案中。
ここはやはり料理人ささやんの勘に頼り?・・・飛騨牛でもと、とりあえず出発。

まず、途中まで「中央道」を使ってワープ!の筈が・・・リフレッシュ工事期間?
今日の先頭ひーくんBMWはパニア装備という事で、スリ抜けせずに、大人しく流れに従う事に。
幸いにも、プチ渋滞でそれ程でもなかったので、隊列も乱れる事無く、予定通り「中津川」ICで下りる。
料金所で、私の前に居たささやんが何故か左の方へ・・・
そっちのゲートは全部閉まってるよ?
バイクを停め、何やらタンクバッグの中をごそごそ。チケットを飛ばしたか?と勝手に推測したが、
どうやら私の考え過ぎのようでした。
その後、R19を北上。トラックに挟まれて進みつつ、「元橋」で左折し、
県道20号を「開田高原」方面へ向かう。
20号に入って直ぐの道の駅「三岳」にて、先ず最初の休憩。
今日の予想最高気温は30度程。もう完全に真夏の気候。このまま梅雨明けちゃえば良いのに。
ここで、ささやんが、昼食予定の下呂近辺のお店に電話で営業時間の確認をした後、出発。

再び県道20号を北上するが、所々で「旅人」を惑わせる分岐がいくつも現れる。
危うく逆方向へ進みかけた所で、先頭のひーくんが気付き、全車転倒することも無くUターン。
やはり、自車位置&走行軌跡の判るナビは頼もしい。
その後、「開田高原」を経由し、一旦R361に入り「高山」方面へ進み、「長峰峠」を越える。
この辺りは標高も高くなり、30度近かった気温が一気に半分ぐらいまで下がる。
また、交通量も少なく、路面もまずまずで、中々快適に走れた。
時折、快晴の空に向って突っ込んで行く様なコーナーがあったり・・・まさに、本日の「天国」。
その「天国」な風景の写真は・・・「走り出したら止まらないぜ」って訳でもないが、
「絶好の撮影ポイントに限って、停まれない」という、ツーリング時のジンクス?通りで、
その景色を瞼に焼き付けながら、いくつかのコーナーを駆け抜けて行った。
毎回、もし、走りながら安全に、ライダーの目線で、静止画がブレずに撮影出来たなら・・・と思うのだが。
そんな方法は無いものかなぁと考えつつ、「天国」はあっという間に終わろうとしていた。
まさか、この直後に「地獄」が待ち受けていようとは、その時の自分は全く予期していなかった。

「長峰峠」を越えた後は、そのままR361で、では無く、
県道の463→435→441→437で、「小坂町」辺りのR41へ出るコースを選択。
ここで、気付いた人もいるかもしれません。
そう、先月の「突然!開田高原ツーリング」のレポートで紹介されているルートの、逆方向ルートでした。
そのツーリングには私は参加していなかったので、レポートを書くまで気付きませんでした。
その時走られた方々は、どんなルートだったか思い出しているかもしれませんね。
・・・あれ?参加メンバーにささやんの名前がありますよ???

「同じルートだから、詳細はそちらで」って省くのは、あまりにも手抜きなので、
一応、下り方向を、予備知識無しで通った者としての感想をレポートしておきます。
463に入って直ぐ、いや、435に入って直ぐだったか?
軽い右コーナーの後の(多分)、少し下っている道に、凸が見える。それも、1個や2個じゃなく。
通過中の状態を言葉で表現するなら「アワワワワワワ・・・」。
「走り出したら止まらないぜ」が、一瞬にして「止まりたいけど止まらない〜」に。
当初、自分の選んだライン上だけかと思い、その状況から脱する為に、出来るだけ平坦な所を目で探してみると、
視界の隅に他のメンバーの様子が・・・皆「アワワワワ・・・」だった。
その場所は、例えるならスキーゲレンデのモーグルコース?
結局どのライン選んでも同じという事で、諦めてそのまま身を任せる。・・・先に見えるは左コーナー、どうなるんだ?
だが、ラッキーな事に、コーナー手前でコブも一旦収まり、何とか曲がれた。
しかし、これは本日の「地獄」への入口にすぎなかったのだ・・・。
その先に待っていたルートは、1.5車線程の狭い道。
ま、狭い道は、mantaのツーではちょくちょく出くわしているので、大した問題では無い。
しかし、何だ?この路面は?・・・表現するなら、アスファルトで出来たダートコース?そんな感じだ。
そんな、コンディションが悪い路面の緩い下りは、
右左右左と、一定のリズム&パターンで小さなコーナーが淡々と現れ、直線が殆ど無い。
同じコーナーが延々とループしているような感じ・・・
最初の数分で「ええ加減にせい!」と、ツッコミを入れたくなるが、
そんな事をしても何ら状況が変るわけでもないので、大人しく道に従って進むしかない。・・・何処まで続くのだ?
ゴールが「通行止め」なんていう「オチ」だけは勘弁してくれよ?と願いながら、尚も走り続ける。
どのくらいの時間そこを走ったのだろう?そろそろ体力も限界に来た頃、ようやく少しまともな路面になってきた。
すると、私の前を走行中のささやんが一瞬のペースダウン、&、左膝を開き、「燃料コック切り替えのポーズ」を。
え?ここでガス欠?出発前に燃費が悪いと言ってはいたが・・・?
と、またまた後方で色々推測してみたが、どうやら念の為に切り替えただけのようだった。

そして、もう「地獄」は終わったか?と、少し張り詰めた緊張が解けかかった辺りで、最後の仕上げ?が待っていた。
「通行止め」という「オチ」では無かったが、目の前に広がるのは、緩やかなS字を描いた砂利の下り。
パニックにならなかったのは、既にヘロヘロになっていたからかも。
オフのテクが無い自分には、出来るだけ逆らわず、身を委ねてやり過ごす術しか思い付かない。
最後のイベント?を、何とか全員無事にクリア。ボーナスポイント獲得?

その後、県道437の普通の道へ出て、予定には無かったが、道の駅「南飛騨小坂」に駆け込む。
ヘルメットを取り、とりあえず深呼吸。見渡すと、全員ヘロヘロになっている様だ。
「天国」の記憶は、最初の「モーグルコース」で何処かへ飛んでいってしまい、
午前中で既に気力も体力も使い果たしてしまったような・・・林道ツーリングってこんな感じなんだろうか?
そんな楽しい?ルートだったのだが、残念な事に写真は一切撮る余裕が無かった。
イメージが沸かない人は、一度体験してみると良いかも。
一息ついている間に、ささやんから、昼食に飛騨牛ではなく「カツカレー」の提案が。
反論する者は誰もいない。いや、思考回路が既に上手く働かなくなっていたのかも。
少なくとも自分はそうだった。
道の駅からはそう遠くないし、このまま座り込んだら、しばらくは動けれなくなりそうなので、直ぐに向う事に。

R41を高山方面へ向かい、少し判り難かったようだが、何とか見つけ店内へ。
名前は「五がつ」。ドライブインといった雰囲気だ。
椅子に座り、一息ついてメニューを見てみると、カツカレーとは別に「五月カレー」なる物が。
だが写真も説明文も無い。当然サンプル等無い。
ここで、店の人に訊けば良かったのだが、店名が入っているくらいだから、
「いちおしめにゅー」に違いない、
という全員の判断?で、皆同じ物を注文。
そして、目の前に現れたそれは・・・一見「カツカレー」、しかし・・・ライスも黄色いぞ?
ドライカレーか?食えるのか?このボリューム。
眺めていても減らないので、とりあえず食べ始めたが、油で揚げたカツ+油で炒めたライス、
この組合せは・・・食欲旺盛の若者には最高なのかもしれないが、
オジサン達には(各々の年齢は不明だが、間違い無く平均年令30代以上だろうとい
う事で勝手に判断しました)チョットきつかったかも。
私Kがやや手間取りながらも、何とか全員完食し、サービスのドリンクを飲み干し、
少しの間くつろいだ後、根が生えそうな体に鞭を打って、いざ出発。

少しR41を南下しながら給油を済ませ、「上呂」から県道88号へ。
その後、R257を経由し、県道431と県道86を走り、「岩屋ダム」にて休憩。
先月の定例ツーで寄った場所らしいが、定例に参加した筈のささやんはその風景を覚えていないとの事。
それ程過酷なツーだったらしい。雨を避け、暖を取る為に全員トイレで休憩したとか?
だが、今日は一転して汗だくに・・・。

ここでささやんが、9Rに新たなタンクの凹みを発見。当人に憶えが無い凹みらしい。
そして、Suuさんのカジバにも、1箇所ネジが飛んで無くなっている所を発見。イタ車だから・・・。
ついでに他にもあり得そうな怪しい所の緩みをチェックし、
ダムをバックに集合写真も撮り、最後の休憩予定地、道の駅「平成」へ向かう。

県道86号からR256を経由して一旦R41に入った後、「井尻」から県道58号を経由して「平成」へ。
「平成」には足湯がある事をSuuさんが発見。インプット。でも、既出の情報かな?
ここでひーくんがソフトクリーム(アイス?)を食らう。カツカレーの脂を中和出来る筈、と・・・。

しばらくマッタリした後、R41へ向いつつ流れ解散という事で出発。
私とささやんはR21経由でR22を使って一宮方面へ。
ひーくんとSUUさんはそのままR41を南下というコースをそれぞれ選択し、解散。
次回はさっぱりと蕎麦なんかも良いかもなァ等と考えつつ、日没前に帰着。
色々ありましたが、皆無事でクリア出来、とっても楽しいツーリングとなりました。

本日の走行距離、345km。(待ち合わせ場所から自宅まで)