2003年6月4日(水) くもり
ビーナスよ再び!ツーリング
(レポート:やすなり)
昨年からビーナスラインが全線無料になりいつかバイクで走ってみたいなあとボンヤリ思っていたんですが、他のメンバーが行った「ビーナスラインツーリング(5月22日)」のツーレポを見た途端に押さえきれなくなりました。
誰か一緒に行ってくれないかな?
またもや前日にお誘い掲示板に書き込むという他人の事をまったく考えてない誘いでしたが、DDさんとKさんが反応してくれて感謝感激です。 しかし、Kさんはバイクの調子が悪いようで遠出はムリとの事。 せっかくの水曜日ツーなのにー、残念。 (後で知ったのですが、この日はオフ部のツーと重なっていたようです)
集合場所の虎渓山PA。
平日だというのに駐車場は満車です。
やっぱり黄色いバイクは目立ちますね。 カッコいい。
あんまり関係ないですけど、私のバイク(赤)の走行距離は3年目で2万キロ、DDさんのバイク(黄)は1年目で1万7千キロです。 ペース早すぎ。
空を見上げると、一面に広がる分厚い雲、雲、雲。
まだ6月も上旬だというのに台風が接近しているので、天気が芳しくありません。
んが、天気予報では「長野県、晴れ!」なので、気にせず出発です。
前回のビーナスツーリングでは諏訪ICまで超高速移動をしたようなので、今回は伊那ICで降りて杖突峠(国道152号)を通るルートにしてみました。 高速走ると燃費悪いしね。
高遠城址公園横を抜けて152号に入るとそこは一般車の少ない高速ワインディングコース、シフトチェンジが楽しくなる道です。
杖突峠の展望台から諏訪湖方面を眺めてみると・・・雲しか見えませんでした。 しかも寒い。 天気予報のうそつき。
天気がよければ、ここから左手に諏訪湖、右手に八ヶ岳を見る事ができるそうです。
茅野市街からは昔から無料区間だったビーナスライン(県道192号)を通って白樺湖方面へ向かいます。 茅野市街からは大門街道(国道152号)を使って白樺湖へ抜けるルートの方が近道なんですが、せっかく来たんだし「ビーナス」と名のつく道を走ってみたかったのでこちらを選択しました。
このルートは蓼科リゾートエリアを抜けて白樺高原の景色を眺めながら蓼科山の尾根を楽しめる道なのですが、またしても景色は雲、雲、雲。 くー、涙でバイザーが曇ります。
昼食は姫木平にある利休庵で取る事にしました。
利休庵の外観。
駐車場は砂利なのでバイクを止めるにはちょっと辛いかも。
151号沿いにあります。
ここのお勧めは誰が何と言っても天丼でしょう。
天丼食べなきゃここへ来た意味がありません。
見よ、この天丼を!
天ぷらがどんぶりに刺さってます。
店のご主人が農業も営まれてるようで、自分の畑で採れた野菜を天ぷらにしてくれるのです。
天ぷらの種類は時期によって違うようですが、カボチャ、春菊、茄子、人参、えのき、ブロッコリー、などなど15種類以上は入っていたと思います。
すみません、途中でギブアップしました。
腹ごしらえを十分過ぎるほど済ませたあとは、いよいよビーナスへ向かいます。(腹ごしらえをしすぎてジャケットのボタンが閉まらなくなったのはナイショです)
前回のビーナスツーでは南下するルートだったので、今回は北上するルートを取る事にしました。
白樺湖から車山高原を抜けて霧ケ峰をを目指します。 さすが昨年までは有料道路だっただけはあり、路面状態はなかなかで安心して車体をバンクさせる事ができます。
霧ケ峰からは八ヶ岳を眺めながら遠くに富士山を見る事ができるはずなのですが、やっぱりここも雲だらけ。 まあ、また時期を改めてくる事にしましょう。
霧ケ峰から美ヶ原への道は平日だからか、天気が悪いからなのか交通量はこんな感じです。
他に車が走ってません。
よし、やる気が出てきましたよ。
ふと駐車場の方を見るとバイクの傍らで何かしてる人が。
もしやトラブル?
じゃなくて、寒くてバイクに抱きついてる図でした。
さてさて、連続する180度フルターンを抜けるとそこは標高2000mの美ヶ原高原です。 くどいようですが寒いです。 メッシュジャケットは自殺行為です。
美ヶ原高原美術館の芸術的なオブジェをバックに。
心なしかオブジェも寒そう。
美ヶ原の展望台には誇らしげに景色の説明がなされていました。
浅間連峰から妙高戸隠まで一望できるそうです。
これは期待できますぞ!
どーれ、ほんとにそんな眺めなのかな?
背景は全て雲。
笑ってますが、寒いです。
きっと雲の向こうが浅間連峰なのでしょう。
美ヶ原高原からは、よもぎこば林道を抜けて松本市街へ下ります。 よもぎこば林道も昨年までは有料でしたが、ビーナスラインの無料化に合わせてこちらも無料になってます。
松本市街を抜けて、国道158号で次の目的地、安房峠を目指します。
安房峠は安房トンネル開通する前は通過に何時間もかかった難所で、カーブの一つ一つに番号が振られています。 今は交通量がゼロに近いので30分もあれば通り抜ける事ができます。 また安房峠一帯は火山帯でもあるので、道端のあちこちから水蒸気が噴出しているのも特徴です。
安房峠最高点からの眺め。
トンネルを使えばわずか5分で通りぬけてしまう場所ですが、この景色を見る為だけに峠道を使う価値はあると思います。
大自然と一体化してる人がいますが、足をつって動けないだけです。
安房峠を下れば、そこは平湯温泉街です。
冷え切った体を温める為に温泉に入る事にしました。
お世話になったのは「ひらゆの森」という内風呂と露天風呂合わせて10以上もあるところです。
火山帯の温泉だけあって硫黄臭を含んだお湯です。 これは効能ありそうです。(硫黄臭が苦手な人には苦痛すぎるかもしれません)
温泉効果もバッチリでもう寒くありません。 元気になりました。 (すみません、休憩所でグーグー寝ました)
高山の「やよいそば」で高山ラーメンを食べて、せせらぎ街道を使って帰ってきました。